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Anarchy in the K.U.

高卒認定ニートが一念発起して京都大学を目指すブログ

362:蜘蛛の糸

 僕の人生が狂い始めたのは一体いつからだったのだろうか。小学校、中学校までは無遅刻無欠席の優等生だった筈なのに、気づいたら高校を中退していていつの間にかニートになっていた。それなりの進学校に通っていた僕の元クラスメイトたちは煌びやかな学歴を引っさげてキャンパス・ライフを謳歌しているのに、僕は換気もせずに淀んだ空気の充満した部屋の中で日がな一日ぼんやりとスマホの画面を見つめている。昔だったらだらだらするときだって片手には文庫本がお決まりだったのに。こういう些細な習慣が人間を形作るというのが本当なら、僕はもうとうに別の人間になってしまった。脳が錆び付く音がする。戻れる物なら高校を中退する前に戻りたい。でも時間は戻せない。過去は変えられない。ならば未来を変えるしかないだろう。

 昔憧れていた京都大学。当時のクラスメイトと一緒に合格しようと約束を交わしたこともあった。結局果たせなかった。彼は優秀で、しかも努力家だったからきっちり現役で合格したと風の噂で聞いた。もう彼は僕のことなんて覚えていないかも知れないけど、それでも僕はあの約束を叶えに行きたい。

 2018年2月の京都大学受験に僅かな望みをかけて。

 

2017.2.28 kndt